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MacOS9の正のエラーコード一覧

2015年5月6日  2019年7月29日 

photo credit: OS 9 but with Tiger Wallpaper (LOL) via photopin (license)

普通に使っていればでないもの、メッセージの内容が解っても対処できないものが大半ですが、知らないよりは気が休まるでしょう。
よほど重傷な症状でない限り、再起動してシステムをリロードすればエラーは解消されるはずですが、何をしても解消しない場合は、素直にハードディスクを初期化してシステムを再インストールすることを考えましょう。

エラーコード1 バスエラー
理由:マックはRAM(ラム)と呼ばれるメモリの中で作業をする。このとき、マックはメモリにアドレス(住所)を割り振って、データやプログラムを管理しているのだが、アクセスした時にその住所が実際にはない場合に、このエラーが発生する。
対処:機能拡張やコントロールパネルなどの衝突によるものが多く、頻繁に起こるようなら、起こり始めた直前に追加した機能拡張やコントロールパネル書類をシステムフォルダから出してマックを再起動すると直る。

エラーコード2 アドレスエラー
理由:「プラス」や「クラシック」などCPUが68000系のマックでは、メモリの内容を読み書きするとき、メモリのアドレス(住所)の偶数番地に行くというルールがある。この約束を間違えて、奇数の番地に行こうとするとこのエラーがでる。
対処:再起動で直る

エラーコード3 不当命令
理由:プログラムは小さな命令がいくつも複雑に集まってできたものだ。この命令を、CPUがひとつひとつ読み込んで処理することによっていろいろなことができるようになっている。ところがその命令が、CPUにとって理解できない命令だった場合にはこのエラーになる。
対処:再起動で直る。プログラムのバグの場合もある。

エラーコード4 0による割り算
理由:ソフトの開発中に、正しくエラーを扱えるかどうかチェックするために故意にある数字を0で割るように命令することがある。この「チェックのための命令」を削除することを忘れてしまった場合にこのエラーがでるが、めったに見かけない。

エラーコード5
ソフト開発者のためのエラーコード。普通に使っていれば出ることはない。

エラーコード6 オーバーフローエラー
理由:マックに限らずコンピューターは、数値を処理するときにそれぞれの数値について一定の範囲を割り当てる。(変数という)用意した範囲よりも入力された数値が大きかった場合にはこのエラーが表示される。
エラーコード7
ソフト開発者のためのエラーコード。普通に使っていれば出ることはない。

エラーコード8 トレースモードエラー
理由:ソフト開発者がプログラムを一度に1命令ずつチェックすることをトレースといい、そのためのモードをトレースモードという。このエラーは、全く偶然にトレースモードになってしまったことを示している。めったに出ない。

エラーコード9および10 ライン1010および1111のトラップ
理由:マックの中には、とてもたくさんの命令が収められている。しかし極まれに、プログラムの中にその命令が用意されていない場合がある。この場合、CPUに理解できない命令を出したと判断され、このエラーが発生する。

エラーコード11 不当命令などど同じ
理由:これは、パワーマックではかなりよく見られるエラー。バスエラー(機能拡張書類やコントロールパネル書類などの相性の問題)や不当命令(パワーPCに対応していないソフトを使った)などがパワーPC用のプログラムの中で発生したときに出る。
対処:もし、これが頻繁に起こるようなら、直前に追加した機能拡張書類などをシステムフォルダからだしてマックを再起動すると直る。

エラーコード12 コアルーチンの不在
理由:プログラムの動作チェックのために使う命令が残っていて、正常な動作が妨げられた場合に出る。プログラム開発の知識がないと対処できないが、システムやソフトのバージョンアップに伴ってなくなっていくハズなので、めったに出ない。

エラーコード13 割り込み命令の不在
理由:プログラムが動いている最中に、キーボードやハードディスクのような周辺機器が強制的にプログラムを止めて別の処理を行わせることを「割り込み」という。マックに周辺機器からの要求を処理させる方法を教える命令がメモリにない場合、割り込みがうまくいかず、このエラーメッセージが出る。しかし、めったに起きないエラーなのであまり見ることはないだろう。

エラーコード14 セグメントローダーエラー
理由:プログラムの命令は、メモリの使用量を節約するために、いくつかのブロックに分かれていて、必要な部分だけが作業メモリに読み込まれるようになっている。『セグメントローダー』というシステムの命令がこれを行っていて、必要なブロックをメモリに読み込んでいるのだが、何らの理由で読み込みができなかった場合にはこのエラーが出る。

エラーコード20および25 メモリまたはメモリヒープの不足エラー
理由:マック自身、または作業しているプログラムが使用できるメモリが不足している場合に、このエラーメッセージがでる。ただし、マックがメモリ不足していると勘違いしてこのエラーを出してくることもある。
対処:本当にメモリの不足だった場合は、物理的メモリを増設したり、プログラムに対するメモリの割り当てを多くしたりして対処する。

エラーコード26 不正なプログラムの起動
理由:プログラムが、そのマックに対応していなかったり、壊れていたりして開くことができない場合にでる。
対処:ソフトの対応機種や必要なCPUを確認して、再度インストールすれば解決する。ただし、FDやCD-ROMなどのインストール元が破損している場合はこの限りではない。

エラーコード27、30、31 パッケージの欠損
理由:システムのなかで、ディスクの初期化のような特定の処理をする命令の集まりを「パッケージ」という。このパッケージが壊れていたりすると、目的の処理ができずにこのメッセージがでる。
対処:ハードディスクを初期化し、システムをもう1度インストールした方が確実。
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